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異星人の再来・1 [古代の宇宙人]

仮に明日、地球外生物が地球上に現れたら、どうなるだろうか。果たして、平和と繁栄の幕開けとなるのだろうか。それとも、宇宙戦争を引き起こすのか。

人類が孤独でないことが分かった時、この惑星のすべてが変わると言う者がいる。政治や宗教の在り方自体が、根本から覆されかねないと言う者がいる。誰もが異星人に出会いたいと思っているが、まずは小さな一歩を踏み出すことである。

我々の祖先は星の動きを図形に表し、星座として親しむ。そして、天体の動きを元に暦を作って、時を刻んだ。星は又、無数の神話や伝説を生んできた。そうした中には、別世界からの来訪者を物語るものも多い。

さらに、宇宙には全く別の文明が存在するという主張もある。作家のマイケル・クレモ氏も、そう主張するひとりである。

『例を挙げると、インドで見つかったサンスクリット語の記述には、この宇宙における他の太陽系、他の惑星、さらに他の次元には、我々人類に似た生命体が40万以上も存在すると、記されています・・・』

その生命体は、どこにいるのだろうか。古代宇宙飛行士説のとおり、地球を訪れ去って行ったのか。もしそうなら、また地球に戻るのだろうか。

今、世界中の科学者たちは待つことを止め、地球外知的生命体を探すために行動を起こし始めている。新しい技術により、我々の祖先が何千年も前に信じていた物語が、現実となるのだろうか。
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1960年。天体物理学者のフランク・ドレイクは、ウエストバージニアに奇妙な望遠鏡を建設した。この望遠鏡は、第二次世界大戦で過剰生産されたレーダー装置を基に作られた。電波アンテナを搭載していた電波望遠鏡である。

簡単な計算で、電波望遠鏡は何万光年も離れた星と星との間で電波を送受信できることが解ったため、ドレイクは電波望遠鏡を近くの星に向け、宇宙からのメッセージを受信しようとしたのである。

当時としては、奇抜な発想であった。ドレイクはメッセージを受信できなかったが、このことが電波天文学の先駆けとなった。姿が見えなくても、声なら聞こえるかもしれないということだ。

1961年。F・ドレイクと天文学者、物理学者、生物学者のグループは、SETI(セティ)と呼ばれる地球外知的生命体の探査計画を発足させた。巨大な電波望遠鏡を宇宙へ向け、耳を傾けるのがこの計画の目的である。

ドレイクは、知的生命体が存在する確率を方程式で示した。マサチューセッツ工科大学教授のサラ・シーガー女史が解説する。
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『ドレイクの方程式には、複数の因数が使われています。恒星の周りに惑星のある確率、その惑星が居住可能である確率、その環境に水がある確率、

その中で知的生命体が進化する確率、そして存在しうる文明の寿命も重要です。私達が解るのは人類の寿命だけですが、それすらも今はまだ、明らかになってはいません』

この方程式によれば、銀河系には1億以上の文明が存在する。作家でUFO研究家のビル・バーンズ氏は次の様に述べる。

『SETIの想定によれば、宇宙を移動できるだけの文明を築いた知的生命体ならば、電子を発明し、指紋を残すはずです。指紋とはつまり、反復信号のことです。反復信号は、仲間内でコミュニケーションを取るための信号です』

つまり、電波望遠鏡を使って異星人の反復信号が捕らえられるはずだ、と言うのである。1977年8月15日。SETI計画の望遠鏡は、いて座の方角から来る断続的な信号をキャッチした。

それは72秒間続いたあと、音信を絶った。SETI計画では、これを地球外生命体からの通信だと断定したが、その後何度探査を繰り返しても、より大きな望遠鏡を使っても、再び信号を受信することは無かった。

SETIが定めるガイドラインによれば、地球外生命体からの信号が明らかに認められた場合、関係当局に通知するまでは、すべてが極秘情報となる。その後、信号の発信元にコンタクトするかどうかは、政府の判断次第である。

そして、コンタクトの結果は、伏せられることもあり得る。異星人からのメッセージに含まれる情報が、人類の社会を大きく揺さぶる可能性があるからだ。そのことが我々の未来に何をもたらすかは、極めて重大な問題なのである。
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今もなおSETIは、世界最大級の巨大な電波望遠鏡で地球周辺の星を探査し、人工的な信号を追い続けている。
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数年のうちにSETIの新しい*アレン・テレスコープ・アレイがフル稼働するようになれば、百万を超える星の調査が可能になる。現時点で探査が済んでいるのは、例えていえば、広大な海の中のコップ一杯程度に過ぎない。

宇宙の彼方からの信号を待ち続けるSETIに対し、NASAは地球外生命体と直接コンタクトを図ろうとした。宇宙探査機にメッセージを託すのである。

ここで問題になるのは、我々が実際にコミュニケーションを取れるほどの近い場所で、進化を遂げた生物と出会えるかということである。
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1972年。NASAはパイオニア宇宙探査機に、初めて小さな金属板を取りつけることに合意した。人類が作った物体が、初めて太陽系を離れるミッションである。当時、NASAはコーネル大学のカール・セーガン博士にメッセージの作製を依頼した。
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カール・セーガン博士は有能な科学者であり、地球外生命体の探査に最も意欲的な天文学者であった。セーガン博士とSETI創立者のドレイク氏は、縦15センチ、横23センチほどの金で覆われたアルミ板に、人類と地球を表す記号を盛り込んだ。
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裸の男性と女性の絵、太陽系を表す図形とパイオニア号の予定される飛行軌道も記された。さらに、宇宙船の出発地点が解明できるように、太陽を取り巻く14のパルサー(規則的にパルス状の電波やX線を放射する天体のこと)の図も描かれた。

ここで難しいのは、我々の位置を伝えたくても、相手がどこで我々からのメッセージを受け取るのかが分からないという点である。

1977年。NASAはふたたび、ボイジャー宇宙探査機にメッセージプレートを取り付けることに同意し、セーガン博士は2度目の設計を行うことになった。2度目の金属板は、銅に金メッキを施したレコードアルバムであった。
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このレコードの基本的な使い方も、説明されている。金属ディスクであれば、すくなくとも10億年は持つだろうとセーガン博士は考えた。

ディスクには音声や映像が盛り込まれたが、地球外の高度な技術がこれを解明できるかどうかが、カギである。レコードには、様々な音が録音された。
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赤ちゃんの鳴き声、風の音、波と雨の音、動物の鳴き声、そして世界各地の古典音楽や民謡。アメリカからは、チャック・ベリーの「ジョニー・B・グッド」も選曲された。なぜ選曲されたかは分らないが、バッハの音楽も録音されている。

このほかに、建造物の写真と55か国語でのあいさつも盛り込まれた。G・ツォカロス氏が、指摘する。

『中でも一番重要なのは、シュメール語だと思います。なぜこのレコードに、シュメール語が盛り込まれたのでしょうか。それは、古代宇宙飛行士説によると、シュメールこそ、地球外生命体と人類が最初のコンタクトを果たした場所だったからです』

地球外生命体の探査が続く中で、新しい宇宙望遠鏡が生命を宿す惑星を模索している。もう一つの地球は、あるのだろうか。あるとすれば、どうやって見つけるのだろうか。
(つづく)


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*アレン・テレスコープ・アレイ(通称:ATA)は、完成時にはパラボラアンテナ350台が並ぶ巨大な観測施設である。4段階からなる建設計画を掲げ、42台のパラボラアンテナからなる第一段階は2007年10月に完成、運用が始まっている。

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