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ジャンボーグA(20) [ジャンボーグA・ドラマ]

第48話『大逆襲!デモンゴーネ』を取り上げます。
 脚本;若槻文三  
 特殊技術;矢島信男
 音楽;菊池俊輔
 監督;東條昭平
 怪獣デザイン;米谷佳晃


【前回までの話は・・・ 地球侵略軍の新たな司令官、デモンゴーネが出現した。侵略怪獣を使わず知略で勝負してくるデモンゴーネの為に、ジャンボーグAとナインが戦うという前代未聞の、立花ナオキにとっては絶対にありえないはずのことが起きてしまう。エメラルド星人の協力を得て、なんとか逆転勝利を収めることができたナオキ。エメラルド星人はデモンゴーネがまだ死んではいないことをナオキに忠告して、地球を去っていった・・・】

◆ある夜、デモンゴーネは人間態の女に変身して、立花茂子・和也親子の自宅に現れ、ふたりを誘拐してしまう。
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和也は勉強中に銀色の髪の毛にいきなり首を絞められ、和也の悲鳴を聞いて勉強部屋へ駆けつけた茂子も、異常事態を知らせる電話をナオキにかけている最中に襲われてしまった。

茂子の元へ急ぎ駆けつけたナオキは、家の中の散らかった様子から、デモンゴーネの仕業ではないかと推測し、PATへ緊急連絡するのだった。

ナオキから連絡を受けた村上隊長は、安田・野村両隊員をバモス2世ですぐに立花邸へ向かわせた。だが、ふたりは途中で怪しい霧に包まれてデモンゴーネの襲撃を受け、ふたりとも連れ去られてしまうのだった。

ふたりが乗車したはずのバモス2世が、無人のまま基地へ戻っていることを熊井が発見した。駐車場でバモス2世を見つけている間に、今度は出撃許可が下りていないハンターQが格納庫から出撃していってしまう。
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格納庫係員から連絡を受けた村上隊長はハンターQに出撃中止命令を出すが、ハンターQは無人の状態で操縦され、そのまま格納庫から離陸していくのだった。

デモンゴーネの強力なテレパシーが、PATの超兵器を操っているのだ。ジャンボーグ9すらもその超能力のためにデモンゴーネに操られ、ジャンボーグAと戦うことになったのだから。

強奪されたハンターQが、ポイント5093付近で消息を絶った。村上隊長と熊井の二人は手がかりを求めて、その付近を捜索しに向かった。

ナオキもジャンカーに乗って、その場所へと向かった。するとその場にデモンゴーネが現れ、今度はジャンカーをテレパシーで操ってみせた。
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3人は、無人のジャンカーに追いかけられてしまう。ジャンカーに追い着いて運転席に乗り込んだナオキは、ブレーキをかけて車を停車させた。だが、車内ラジオからデモンゴーネの声が聞こえてくる。

すぐに車を出せと、ナオキに命令するデモンゴーネ。車を出さないと4人の人質に危害が及ぶぞと、ナオキを脅すデモンゴーネ。こうして、ナオキもジャンカーごと誘拐されてしまうのだった。

ナオキの様子がおかしいことに気付いた村上隊長は、バモス2世でナオキの後を追っていくのだった。広い造成地の中を猛スピードで土煙をあげて走行するナオキ。

バモスも見失わないように追っていく。だが、バモス2世は、ナオキのジャンカーを見失ってしまう。

『(女デモンゴーネの声)私の命令を素直に訊いたから、人質を一人返してやる』
デモンゴーネはナオキにそう言うと、バモス2世の走るコースの先に、覆面を被せて顔だけ地面に出した状態で、安田を返してよこした。
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危うくその覆面の頭を轢きそうになり、急ハンドルを切って停車した熊井。村上隊長と熊井は覆面を取ってそれが安田であることを確認し、無事に救出するのだった。

安田に声をかけて、他の人質の事を聞く村上隊長。だが、暗い異次元空間に閉じ込められていた安田は何も解からなかった。

『解かりません。暗闇の中で身体の自由を奪われて・・・野村君の名を呼んだのですが、返事がありませんでした・・・』

その頃、ナオキのジャンカーは、デモンゴーネの指示どおりにある場所へ到着していた。
『(女デモンゴーネの声)ナオキ、車を停めろ!山の上をごらん。お前の為の絞首台さ!あれに向かって、まっすぐお歩き!』

小高い丘の上に、木製の死刑台が4本出来上がっている。そして、死刑台のすぐそばで、女デモンゴーネが笑っている。ナオキはジャンカーから降りて、死刑台に向かって歩いていった。
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ナオキは、目の前にいるデモンゴーネに殴りかかっていくが、人間が凶悪宇宙人に素手で勝てるわけもない。誘うように逃げていくデモンゴーネをナオキは追いかけ、地面から現れた戦闘員達に囲まれて捕まってしまう。

『(女デモンゴーネの声)立花ナオキ、あれをみろ!』
4本の死刑台のうちの3本に、和也、茂子、野村隊員が縛り付けられていた。
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『ナオキさーん!』
ナオキに向かって必至に助けを求める人質三人の声。だが戦闘員に拘束されたまま、ナオキには何も出来ない。死刑台に縛り付けられ、ナオキは絞首刑にされようとしていた。

『(女デモンゴーネの声)待て、簡単に殺してはならん。もっと苦しめてやる!ジャンボーグAと対決して破れて行ったサタンゴーネ達の恨みを思えば、このまま殺してなるものか!』

ナオキを逆さ宙づりにすると、人質の目の前で何度も杖で殴打してナオキを痛めつけるデモンゴーネ。

その頃、安田を救出したバモス2世は、ナオキを捜索しながら走行していた。その途中で、奪われたハンターQが着陸しているのを発見する。計器類が正常に作動することを熊井に確認させた村上隊長は、安田をバモスに残してハンターQの離陸を試みた。

ところが案の定、エンジンを始動したハンターQには時限爆弾が作動するよう、仕掛けられていた。エンジン音に消されて爆弾装置の作動が解からないように仕組んだ、デモンゴーネのワナであった。

だが、奪ったハンターQが何もせずに放置されてあったことに、村上隊長は疑問を持っていた。エンジン始動によって時限爆弾装置の起動音が、村上隊長の耳に入ってきた。

急いで時限爆弾装置を探す村上隊長。すぐに見つけることが出来た村上隊長は、機外へ遠く放り投げて時限爆弾は大爆発した。

『(女デモンゴーネの声)アハハハ、今の爆発音を聞いたかい?PATの隊員達が、ハンターQと一緒に吹き飛んだ音だ!』

逆さ宙づりのナオキに向かい、そう説明する女デモンゴーネ。だが、飛行してくるハンターQを見て怒りに震えるデモンゴーネは、自らを巨大化して女顏から男顔に変身すると、ハンターQに攻撃を仕掛けるのだった。

デモンゴーネと戦闘員が居なくなったこの隙に、宙づりのナオキは自分で身体を折って足首の紐を解くことに成功。ナオキは野村隊員の縄を解いて茂子と和也のことを任せると、近くに置いてきたジャンカーに乗り込んで、ジャンボーグ9に変化させた。
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一方、巨大化した男デモンゴーネは、杖の先端部を飛ばしてハンターQの尾翼に巻き付けると、怪力でハンターQを振り回し始めた。ハンターQは操縦不能となり、二人の体には物凄い遠心力がかかっていた。

ジャンボーグ9は、ブーメランカット光線でハンターQの尾翼にからんだヒモを切断してハンターQを解放すると、デモンゴーネに突撃していった。
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デモンゴーネの手の内は分かっているナオキは、冷凍光線や腹部の一眼から発射されるロケット弾攻撃をしのぐと、逆襲のミラクルフラッシャー、そしてとどめの一撃ナインレザーをデモンゴーネに撃ち込んだ。
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『ギャァァァァ。デモーン!・・・デモーン!・・・』
男女混声の叫び声をあげながら、大爆発するデモンゴーネ。だがすぐに、デモンゴーネは余裕をみせて、ナオキに語りかけてきた。

『(男女混声)ジャンボーグ9、今日は引き分けだ!次はきっと、お前を倒してやる!悪魔の髪、デモンに誓う!お前はデモンゴーネの本当の恐ろしさをまだ知らないのだ・・・ハハハハ』
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その言葉が終わると、爆発したデモンゴーネの跡に銀色の毛髪が残されていた。そして、それはフワフワと宙高く舞い上がり消えていった。今度の戦いで、デモンゴーネの恐ろしさを改めて知ったナオキであった。
(つづく)


★★★★★★★★★★★★
今回のデモンゴーネの作戦は、人質を取るという悪役らしい卑劣なやり方であった。だが、詰めが甘い。なぜナオキを一気に殺害しなかったのか。倒された仲間の恨みの分も・・・これは分るとして、ハンターQの出現で怒りを露わにした時、ナオキの見張り番が誰もいなくなってしまうのは・・・はて?逃がすためか(笑)



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