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キカイダー01(5) [ゼロワン・ドラマ]

《第3話 帰って来たジローキカイダー・前編》を取りあげます。

原作;石ノ森章太郎
企画;平山 亨・吉川 進
脚本;長坂秀佳
音楽;渡辺宙明
技斗;三島一夫
監督;畠山豊彦


【前回までの話は・・・
シルバーハカイダーに拉致されたアキラを救い出し、建設中の新ハカイダー基地を爆破したゼロワン。だが、太陽が西に沈み、能力が10分の1に落ちたゼロワンに、ハカイダー四段攻撃が襲いかかった。ゼロワンは両脚を破壊され、歩けなくなってしまう。
太陽が没してゼロワンの太陽電池が動きを止めてから、8時間が経過した。暗闇の中、アキラを連れて逃げることができないゼロワンに、ハカイダーの捜索の手がすぐそこまで迫ってきた。絶体絶命のピンチに立たされたゼロワン・・・】


■『まだ見つからんのか!どいつもこいつも、能無しめ!早くしないと、夜が明けてしまう。探せ!探せ!』

一向にゼロワンを見つけられず、ハカイダーはイライラしていた。暗闇に紛れて、少しずつアキラと共に移動していくゼロワン。移動している最中も、恐怖で声を押し殺して泣くアキラを、ゼロワンはなだめようとする。
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『もう泣くな。もうすぐ太陽が昇る。太陽電池さえ動き出せば・・・』
岩石の隙間に入ってから、アキラにそう話しかけるゼロワンの真上を黒い影がまたいだ。

『ヌワハハハハ。見ろ、ゼロワンは脚が無いも同然。これでは丸太だ。丸太踊りを踊らせろ!』
『イヒヒヒヒ・・・』

ハカイダー達は脚の動かないゼロワンに向かい、発砲した。必死で着弾地点から身をかわすゼロワンは、まるで転がる丸太のようであった。ゼロワンは思った。脚は使えないが、両手が使える。

腰を起こして両手だけでハカイダー4人衆に立ち向かおう。握りこぶしをグッと作りながらゼロワンがそう決意した時、ハカイダー四人衆とゼロワン達に突然一陣の突風が吹いた。

付近は砂嵐のように視界ゼロとなり、慌てふためくハカイダー部隊。砂嵐が収まった頃には、ゼロワンとアキラの姿はどこにも見当たらなくなっていた。
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そして、どこからかギターの音色が聞こえてきた。ギターの音色は崖の上から聞こえてくる。
『(ハカイダー)う、貴様、キカイダー!』
『(シルバー)キカイダー?』

『ハカイダー!貴様が生きていたとはな!』
『(ハカイダー)ゼロワンとアキラを助けたのは、貴様か?!』

『だとしたら、どうする?!俺は子供に手出しするヤツを、許すことは出来ん!』
『ほざくな、キカイダー!貴様、死んでもらう!』
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朝が、近づきつつある。薄闇の中で、ハカイダー部隊は一斉にジローへ発砲した。着弾する間際に大きくジャンプしたジローは、次の瞬間キカイダーとなって黄色いサイドマシンに乗り、ハカイダー部隊に猛スピードで突っ込んできた。

「キン!カーン!」鉄どうしがぶつかる音がする。キカイダーVSアンドロボットたちとハカイダー3人衆の戦いが始まった。

一方、姿を消したゼロワンは、岩場に隠れながら自分の両脚を修理していた。
『太陽は、日の出はまだか・・・』
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すると、黄色い太陽が東の山あいから顔を出し、陽光を受けたゼロワンの太陽電池が活動を始めた。すぐ近くにいたアキラがゼロワンに走り寄ってきた。アキラを抱きあげたゼロワンに、アキラは頬を摺り寄せる。

『お兄ちゃん!』
『おお、アキラ君、無事だったか・・・』
アキラの無事を喜ぶゼロワン。

多勢に無勢のキカイダーは、とうとうブルーハカイダーの電磁ムチに捕まり、動きが止まってしまう。レッドハカイダーのボーガンが、動きを止めたキカイダーの頭部に照準を定めていた。

『タァー!』
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そのとき修理を終えたゼロワンが、レッドハカイダーの背後からチョップで参戦。右肩を破壊されて炎が噴き出すレッドハカイダー。
『(レッド)ゼロワン・・・いつの間に直った・・・』
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『キカイダー!』
『兄さん!』
死角を無くすため背中合わせになって戦うふたりのキカイダー。

ハカイダー部隊を次々と叩きのめしていくダブルキカイダー。完全に復活したゼロワンの能力とキカイダーの戦闘能力によって、シルバー・ブルーの両ハカイダーも修理が必要なほどに破壊されてしまった。
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もはや戦況が不利とみたハカイダーは、バイクから煙幕を出してゼロワンとキカイダーの周囲を走り回った。煙幕が消えないうちに、ハカイダーは三人衆を回収して逃げていくのだった。

『(キカイダー)しまった!逃げられたか・・・』

この戦闘の様子を、崖の上から隠れて見ている目がある。リエコだった。ゼロワンもキカイダーもそのことに気づき、イチローとジローの姿になって追いかけたが、リエコは姿を消していた。隠れていたアキラが、うれしそうにイチローに向かって走ってくる。ジローも無事を喜んだ。

イチローとジローは相談の上、アキラに園児服を着せて、近くの幼稚園に紛れ込ませることにした。
『木の葉は森の中に隠せ。これなら奴らも、どれがアキラ君だか判りっこない』

ジローはそう言うと、途中で知り合ったガンモことフリーカメラマンの百地頑太に、アキラの見張りをしてもらうことにした。百地頑太は、本人の弁によれば、甲賀流忍者・百地三太夫の子孫だという。
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この幼稚園にいるたくさんの園児の中にアキラを一時隠して、イチローとジローは別々の道へマシンを走らせるのだった。(つづく)


★★★★★★★★★★★★
ゼロワンもキカイダーも、身体半身が違う色をしている。歌にもあるが、ブルーとレッドである。もう少し詳しく言うなら、ブルーと言ってもキカイダーが青色だとしたら、ゼロワンは水色である。レッドはキカイダーが朱色なのに対し、ゼロワンの方が赤色に近い。配色も二人は逆で、ゼロワンはレッドが左だが、キカイダーは右である。

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