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快傑ライオン丸(9) [ライオン丸・ドラマ1]

今回は、第23話《蛇とサソリの怪人ダカツ・前編》を取りあげます。

原作;うしおそうじ
脚本;田村多津夫
企画;うしおそうじ 別所孝治
音楽;小林亜星
殺陣;渡辺高光
監督;石黒光一


【前回までの話は・・・獅子丸打倒のため、大魔王ゴースンは大幹部デボノバの元へ最強怪人クマオロジを派遣した。これは同時に、ゴースンからデボノバへの最後通告でもあった。追い詰められたデボノバは小助を人質に取り、二刀流のクマオロジを獅子丸にぶつけた。だが、獅子丸はライオン丸に変化(へんげ)してクマオロジとデボノバを見事に倒し、獅子丸は小助を無事に救出するのだった・・・】

◆ある森の中で、ライオン丸が十数人のドクロ忍者たちに襲われていた。ドクロ忍者たちは木々の間にロープを張り、滑車に捕まって木々の間を滑るように移動した。そして、ドクロ忍者たちは、空中からヘビとサソリをライオン丸目がけて投げつけてくるのだ。

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空中からの縦横無尽の攻撃に、ライオン丸は手を焼いた。そして、ひるんだライオン丸に一太刀、二太刀、三太刀と浴びせて、見事に仕留めるのだった。その様子を木の陰からジッと見ていた怪人ダカツが現れて、ドクロ忍者たちに言った。

『ご苦労。今日の訓練は、これまでだ』

死んだと思ったライオン丸がムックリと起き上がり、獅子の仮面を取ると、その下にはドクロの面が着いていた。

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茶色のドクロ面を被った忍者が持って来た緑色のヒスイの珠から、魔王ゴースンの声が聞こえてきた。怪人ダカツとドクロ忍者たちは素早く整列し、ヒスイの珠に向かって膝をついて頭(こうべ)を垂れた。

『見事じゃ、ダカツよ。お前が守る前線基地に、ライオン丸が近づいている。倒せ!ライオン丸を。ヤツを一歩たりとも、我が圏内に踏み入れさせるでない!』

『来い!ライオン丸。我らがいる限り、この前線基地を生きて通すわけにはいかん!』

ゴースンを倒す旅を続ける獅子丸たち三人は、ある村の入口にいた。この小川を渡れば、村に入る。先頭を行く獅子丸は、何か異様な気配を感じていた。だが、あとからゆっくりと付いて行く沙織と小助は笹船を四つ作って、きれいな小川の水に流して遊んでいた。ひと時の平和な時間が、ここに流れていた。

獅子丸が感じていた通り、村の入口で倒れている旅人を獅子丸は発見した。それは、ノドのあたりが異様に腫れた死体であった。旅人は、裏に銭神(ぜにがみ)と書かれた絵馬を持っていた。銭神とは、ヘビの異称である。何か違和感を感じた獅子丸は、この村へ入ってみることにした。

『この辺りに、銭神に関係ある何かがありませんか?』

農作業をしている百姓たちに、獅子丸は声をかけてみた。しかし、どの百姓も無口で、何も語ろうとはしない。その中からふたりが進み出て、うち一人が無表情に語った。

『向こうの山の上に、銭神流の道場がある。道場と言っても、建物は無いがな』

その受け答えが、どこか普通では無いと感じた小助と沙織。どの百姓も目つきが鋭く、沙織は彼等が落人(おちうど)ではないかという印象を持った。落人とは、戦に負けて逃げ延びてきた人達のことを指す。

獅子丸たちは、山の頂上にあるという銭神流の道場を目指して山道を歩いていく。さっき獅子丸の問いかけに答えた男ふたりは、獅子丸たちが立ち去ったあとすぐに、頂上への近道をまるで忍者のように走って銭神流の道場へ向かった。

山道をゆっくりと歩いていく獅子丸たち三人を、近道を使って途中で追い抜いた男達は、獅子丸たちが向かってくることを確認すると、頂上にある祠(ほこら;神様を祭る小さなやしろ)の前まで一気に走った。そして、祠の前にいた男に獅子丸たちがやってくることを耳打ちしたふたりは、三人そろって祠の中へと姿を消した。

この祠こそ、ゴースンの前線基地であった。中にはヘビとサソリを操る怪人ダカツと、銭神衆と呼ばれる鍛えられたドクロ忍者たち十数名が控えていた。祠の前に立っていた男から耳打ちされた怪人ダカツは、控えている銭神衆に向かって発破を掛けるように告げた。

『我らは、ゴースン様に誓った。この第一の砦を守り、ライオン丸を倒すことを!銭神衆よ、日頃鍛えた技を見せる時が来たぞ!』

怪人ダカツの声を聞き、今まで無表情なヒトの顔をしていた銭神衆は、ドクロ面の忍者に変わっていた。獅子丸のことを告げに来たふたりの男は、赤と青のドクロ面を付けたチームリーダーであり、祠の前にいた男は茶色のドクロ面を付ける銭神衆の棟梁であった。

『行け!ライオン丸を倒すのだ!』

怪人ダカツの一声で、銭神衆は行動を開始した。森の中の道なき道を歩いてくる獅子丸たちに、木々の間へ張ったロープを使い、滑車で滑るようにして空中からの攻撃を仕掛ける銭神衆。いつも油断をみせない獅子丸、そして沙織・小助もすぐに応戦した。だが、訓練どおりにロープを使い、空中から獅子丸にサソリやヘビを投げつける銭神衆。

そのうちのサソリ一匹が獅子丸の首に吸い付き、その毒針に刺された獅子丸の身体にはだんだんと毒が回りだしていた。動きが鈍くなって逃げ場を失った獅子丸は防戦一方になり、ピンチに立たされてしまう。

その時、小助が投げた爆弾が破裂して銭神衆は吹っ飛び、その間に逃げて彼等の追撃を振り切ることができたのだった。小助は果心居士から火薬の扱い方を教わっていて、三人の中で唯一爆弾を作る技術を会得していた。

沙織と小助の肩につかまりながら森の中を逃げてきた獅子丸は、どうにかして洞穴にたどり着いた。身体に毒が回り、全身が焼けるように熱く苦しい息の獅子丸に、急いで小助が携帯している毒消しの丸薬を沙織は飲ませた。そして、サソリに刺された首の傷には、軟膏薬を塗った。

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水が不足したので、小助が小川で水筒に水を汲んでいると、少し離れたところに茶色のドクロ面の忍者が立っていて、小助の方をジッと見ていた。「マズい」と思った小助は急いで逃げたが、茶色のドクロ忍者は「待て、小僧・・・」と声をかけるだけで、追いかけようとはしなかった。

だが、そのことに気がつかない小助は急いで急斜面を駆け上がり、偶然にも、山頂のヘビを祭った神社を見つけるのだった。

『ここだな、銭神流とかいうゴースン一味の隠れ家は・・・』

小助は、土と草を練り合わせたものに火薬を詰めると、二つの丸い手製爆弾を作った。小助はこれを神社の床下に仕掛けて、爆発させるつもりなのだ。床下の爆弾を、離れた場所から吹き矢で射貫いて破裂させようと狙った時、手裏剣が飛んで来て妨害されてしまった小助。

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妨害した者は、銭神衆のリーダーの一人、赤装束の忍者であった。必死に逃げる小助と、それを追いかける赤装束の忍者。身を隠そうと森の中へ逃げ入った小助だが、赤装束にとうとう追いつかれ、小助は大ピンチに・・・

(つづく)


★★★★★★★★★★★★
小助、危うし!それにしても、茶色のドクロ仮面は、なぜ小助を襲わなかったのか・・・



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