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ダイヤモンド◇アイ(10) [ダイヤモンドアイ・ドラマ1]

今回は、第5話《消えた20億! / 後編》を取りあげます。

【前回までの話は・・・大沢山の全財産を手中にした源海龍は、次のターゲットを見国化学工業の三国社長に定めた。源海龍は「アジアの子供が手をつなぐ会」の総裁を名乗って三国社長に近づくと、悪事を脅してダイヤを買わせようとする。一方、朱玉が送り込んだ新たな刺客・首切りジャガーに襲われたライコウは、ひょんなことから見国化学工業の悪事を知る。三国社長に面会を断られたライコウは自分の前に面会者がいたことを知り、その車のナンバーを調べたが、持ち主の住所も電話番号もデタラメであった・・・】

◆スナック「サンダー」を新しく立ち上げたカボ子と五郎の開店祝いに顏を出したライコウは、そこで早川編集長から大沢山の初七日が今日であることを知らされる。京子に会わせる顔が無いと思うライコウは、弔問には行かないつもりでいた。カボ子達に薦められて心を決めたライコウは、弔問に出かけていく。だが、店を出た直後に、ライコウは首切りジャガーの襲撃を受けた。

外の騒々しさに店を飛び出してきたカボ子は、ライコウが何者かに襲われているのを見てトランプカードで攻撃した。カボ子は、トランプカードを自在に飛ばして敵を攻撃するテクニックを持っている。逆襲されたジャガーは、姿を消した。ライコウ達にとってアジトとも言えるこの店の存在が見つかってしまったことは、痛手であった。

大沢山邸では、大沢山剛造の初七日法要が行われていた。出席者は、大沢山剛造と懇意にしていた「アジアの子供が手をつなぐ会」の総裁とその秘書・北見八郎の二人だけ。仕事上で京子とは親しい北見八郎は、剛造の人柄もよく知っており、今回のことが信じられずに京子に事情を訊ねた。

事業に夢中な父が警察から脱税容疑で調べられていたこと、ルポライターの雷甲太郎がその件で父を追っていたことを、京子は北見に告白した。東南アジアへ長期出張する矢先に父は殺されてしまったと、京子は話した。

『アジアの資源を調べる会の会長室で、父は殺されたのです。その時そばに立っていたのが、雷甲太郎です』

雷甲太郎という名前に、北見八郎は思い当たるふしがあった。焼香を終えた総裁は北見のそばへ近寄ると、こう言った。

『北見。私の調べたところによると、雷甲太郎という男はゴロツキ記者のようなヤツだ。雷甲太郎さえいなければ、大沢山君はこんなことには・・・』

そう言って涙を流す総裁を見て、北見八郎はその言葉を信じる。正義感の強い北見は、雷甲太郎に憎しみを抱き始めていた。

呼び鈴が鳴って京子が玄関へ向かうと、礼服を着て花束を持参した雷甲太郎が、焼香をさせて欲しいと言って立っていた。ライコウの突然の訪問に、気持ちの整理が付かない京子は焼香を断るのだった。

『甲太郎さん・・・帰ってください・・・』
『雷甲太郎!』
『(再会に驚いて)北見君!先日はありがとう』
『ウルサイ!貴様が大沢山のオヤジさんを死なせたヤツだと知っていたら、俺が袋叩きにしてやったんだ!』
『誤解だ。大沢山さんを殺したのは、俺じゃない。源海龍という悪人一味だ』

北見八郎が玄関にやってきて、京子の目の前でライコウを罵倒した。北見は、大沢山剛造が命を落としたのはライコウのせいだと心底から思っていた。ライコウは焼香をせずに、帰るのだった。

数日後。アジアの子供が手をつなぐ会の総裁のもとに、三国社長から電話がかかって来た。現金20億円でダイヤを買い取るという電話であった。取引場所を総裁の別荘に決めると、笑顔で電話を切る総裁。一方、見国化学を数日前から張り込んでいた五郎の前で、見国化学に動きがあった。銀色の大きなトランクを数個、警備員四人で重そうに車に積み込む様子をカメラに収めた五郎は、すぐにライコウに連絡した。やがてトランクを積み込んだ車は、見国化学を出発した。

『先輩!あの車を追ってください。何か大事なものを積んだみたいです!』

バイクで見国化学に到着したライコウは五郎にそう言われて、すぐに車のあとを追った。だが、運悪くライコウのバイクは赤信号で停車し、輸送車との間に距離ができてしまう。四人の警備員たちを乗せた輸送車は順調に走っていたが、山道に入った所で道路上に倒れている女を発見し、停車した。車から降りて倒れている女の様子をうかがう四人の警備員に、女は起き上がると拳銃を向けた。女は、朱玉であった。

『20億の金は、いただくわ』

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車に乗り込もうとする警備員たちを、たくさんの赤覆面達が取り囲んでいる。その中には、首切りジャガーもいる。あっという間に警備員たちはやられてしまい、気を失ったまま車に乗せられた。事故を装って、崖から転落させるつもりなのだ。そこへ、輸送車を追ってライコウがやって来た。ジャガーはあの生き物のようなブーメランで、ライコウを再び襲った。

『今度こそ、貴様の首をもらう!』

そして、巨大カマを振り回して、ライコウにとどめを刺そうと迫ってきた。すぐ横は海が控えた崖になっていて、海に転落したら助からない。ジャガーは巨大カマを振り回して、ライコウを崖から海へ追い落とそうと迫った。朱玉は輸送車をライコウに向かって走らせ、ライコウもろとも転落させるつもりだ。ジャガーの巨大カマを避けながら、突っ込んでくる車をなんとか避けたライコウ。

輸送車は崖から転落していき、巨大カマの攻撃は続く。ジャンプしたり避けたりして、ライコウはジャガーの攻撃を必死にかわした。現場から先に立ち去って行く朱玉が、窓からボールのような物をライコウに投げつけた。それはベトベトした粘着性の液体で、ライコウの身体に付着して道路の真ん中で身動きが取れなくなるライコウ。ゆっくりと近づいてきて巨大カマをライコウの首に振り降ろそうとするジャガーに、ライコウは言った。

『死ぬ前に一つだけ教えてくれ。さっきの車はどうしたんだ?』
『我々のボスの偉大なるハリケーン作戦よ。20億は頂いた。死ね!』

(ここで、死んでたまるか!)ベトベトの粘液のため、左手が手袋ごと左胸付近にくっついたまま取れない。だが、手袋から素手を抜くことならできる。抜いた素手を太陽光にかざして、ライコウは叫んだ。

『アイよーっ!』

左手のアイリングが光り、ダイヤモンド・アイ登場!アイの両目から発射された青い光線が、ジャガーの正体を暴いた。

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『汝の正体みたり!前世魔人ワレアタマ!』
『ワッハハハハ、バレタカァー!地獄の怨霊の底力を見せてやれ!』

ワレアタマは、口から吐いた火の玉を右手に乗せると、それを剣に変えてダイヤモンド・アイに突進して行った。続けて赤覆面達にも青い光線を浴びせると、次々に正体を現す馬頭人・牛頭人たちもアイに突進した。だが、ワレアタマ以外の外道たちは、すべてアイとすれ違う瞬間にアイのステッキでとどめを刺されていた。残るは、魔人ワレアタマのみ。

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一方、ライコウは地面に倒れたまま、粘液のため起き上がることができない。ただ見ているしか手は無いのか。すると、ワレアタマの右足がライコウの左手が届く位置まで寄って来た。ライコウはワレアタマの右足首をガッチリとつかんで動きを封じ、アイを援護する。ワレアタマの注意がライコウに向いている時、必殺ロイヤルパンチがワレアタマの頭部を直撃、真っ二つに斬り裂いた。アイのステッキから「破邪の光線」が放射され、ライコウは粘液から解放された。

『ありがとう、アイ』
『奴らは、さらに強力な前世魔人を世界中から呼んでいる。これからの戦いは厳しいぞ』
『大丈夫。そう簡単にやられるものか』
『また会おう!』

空へ帰って行くダイヤモンド・アイを見送りながら、ジャガーが言った「ハリケーン作戦」とは何かを考えるライコウ。予想もつかないような源海龍の悪事に敢然と挑戦し、必ずその悪事を叩きつぶすと誓うライコウだった。
(終わり)


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