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ダイヤモンド◇アイ(18) [ダイヤモンドアイ・ドラマ2]

今回は、第8話《宝石展示会の陰謀!/ 後編》を取りあげます。

【前回までの話は・・・悪霊界に引き込まれながら二体の前世魔人に勝利したダイヤモンド・アイは、苦しくても正義の為に共に献身していく覚悟をライコウと誓い合った。「アジアの子供が手をつなぐ会」がダイヤの展示会に協力していることを早川編集長から知らされたライコウは、取材の名目で展示会に潜入しようする。入口で断られたライコウに代わり、カボ子が変装して会場に潜入した。会場の外から見張っていたライコウに殺し屋バイパーが襲いかかり、ライコウは捕らわれてしまう・・・】

◆スナック「サンダー」に戻ってきたカボ子は、ライコウがまだ戻っていないことを知って不安になった。カボ子が老紳士と一緒に会場から出て来た時、ライコウの愛車のバイク(サンダー号)は置いたままだった。出かける時には必ずサンダー号を使うライコウが、サンダー号を放置したまま姿を消すということは良くないしるしだとカボ子は思う。カボ子の話を聞き、五郎は思った。

『源海龍一味が現れて、先輩はそれを追って』
『それなら、サンダー号で追いかけるわよ』
『やっぱり、奴らに捕まったかなぁ』
『そうだよ、きっと』

ふたりは、店内のカウンターの前を行ったり来たりしながら、善後策を考えていた。積極的なカボ子は、こう考えた。

『展示会の客たちがダイヤを取引するのは、明日。客たちは、今日中にお金を用意するはず』

いつもは抜けたことを言う五郎の頭に、ピーンとくるものがあった。

『源海龍一味が狙うのは、そのお金!』
『そのとおり!』

客の家を見張っていれば、源海龍一味が金目当てに現れるに違いないとカボ子は考えた。ダイヤの展示会で見た客の内の一人をマークしておいたと、カボ子は言うのである。カボ子の愛車でその人物の邸宅に向かった二人は、広い邸宅の裏へ回ると、繁みの中に身を隠した。

一方、バイパーに捕まったライコウは、殴られて失神していた。気がつくと、ライコウは後ろ手に縛られて身動きが取れない状態で、アジトらしき倉庫の床に転がっていた。だが、両脚は自由に動く。2メートル程先にビール瓶の破片が落ちているのが目に入ったライコウは、それを使って縛られているロープを切ろうと考えた。

ところが、あともう少しというところでバイパーが現れ、ビール瓶の破片を足で踏みつぶして粉々にしてしまった。

『お前は、あの時の!』
『そのとおり。源海龍の幹部・バイパーだ!』

ライコウの両腕は縛られているので防御が出来ず、バイパーに殴られ放題であった。だが、ジャンプしてバイパーにキックを浴びせると、バイパーはひるんでしまう。幸運なことに、ビール瓶の破片は一つだけでは無かった。ライコウは転がっていた別の破片を拾うと、それでロープを切ることに成功する。

バイパーと互角の戦いができる状態になったライコウは、俄然元気になった。ところが、バイパーの手下二人が物音に気づいて、やって来たのだ。威嚇射撃を一発撃たれ、ライコウは万事休す。両手を上げたライコウは背後からバイパーに殴られ、再び気を失ってしまう。ライコウを捕えたという報告を受けた源海龍は、次の命令をバイパーに出した。

『ただちに、契約した客から金を集めろ!金を回収次第、甲太郎を始末せよ!』

その頃、展示会で目を付けておいた客の裏庭へ忍び込んだカボ子と五郎は、何も起きないので暇を持て余していた。すると、突然サイレンを鳴らした救急車が1台、邸宅の前に到着した。担架を持って邸内へ走って行く5人の救急救命士たち。邸内では、主人とその妻が口を封じられ、ロープで身体を縛られて身動きできない状態にされていた。

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しばらくして、担架に何かを乗せた5人の救命士たちは、救急車へと戻って行く。担架には白い布が被せてあり、何を乗せているのか分からない。だが、担架を持っていた前方の救命士がつまずき、担架に積まれた中身が荷崩れを起こして落ちた。中身は、なんと銀色のトランクである。トランクを見て、カボ子は思った。

『あれ、もしかしたらお金チャン? 私は救急車を追うから、五郎ちゃんは海藤警部に連絡!』

カボ子は青色の愛車に乗って救急車の後を追ったが、途中で見失ってしまうのだった。夜になり、手分けして回収された現金が、港湾のとある倉庫にどんどん集まって来ていた。その額は、優に200億円を超える。源海龍はこの現金を船に乗せ、日本から持ち出す計画なのだ。

そして船が着く前に、捕まえておいた雷甲太郎を処刑する楽しみが、源海龍には残っている。倉庫の近くの作業用クレーンには、ロープで縛られたライコウが地上5メートル程の高さに吊るされていた。源海龍と朱玉、それにバイパーが、クレーンに吊るされたライコウを見上げている。

『そろそろ、船出の前の水葬を始めるか』

源海龍は笑顔で朱玉にそう言うと、隣にいるバイパーに拳銃で撃つよう命じた。恐怖を与えるため、ライコウの身体に当たらない程度に発砲するバイパー。ライコウにダイヤモンド・アイを呼ばせて、アイもろとも処刑してしまう秘策が、源海龍にはあった。だが、なかなかアイを呼ばないライコウに苛立つ源海龍は、ロープを狙えとバイパーに命じた。

銃弾が当たり、ロープが切れて、ライコウは真っ暗な海へ落ちて行く。その時、ライコウはアイリングを空へ向けながら叫んだ。

『アイよーっ!』

奇跡が起こる。星の光でアイリングが輝き、ダイヤモンド・アイが登場した。だが、すでに暗い海の中へ沈んだライコウを追って、アイもまた同じ海中へ飛びこんだ。源海龍は、実はこれを待っていたのだ。

『ワナにかかったぞ!撃て!』

海面には、ガソリンが撒かれていた。バイパーの銃弾は、海面を炎の海にした。しかも、ライコウの両足には鎖で錘(おもり)が付けられ、その重さのためにどんどん深く沈んでいく。たとえアイがライコウを助けて浮かんで来ても、海上の広い範囲は火の海で二人とも助かるまい。勝ち誇ったように、源海龍は笑っていた。

ところが、水中から明るい光球が飛びだしてきて、それは海面に出た瞬間、燃え上がる炎をあっという間に消し去ってしまった。ダイヤモンド・アイの超能力の一つ、「破邪の珠(はじゃのたま)」と呼ばれる力であった!

アイは海底へ沈んでいくライコウに追いつくと、ロープを切り、鎖を切断すると、ライコウを抱きかかえるようにして海面に向かって上昇していく。その時水中から投げた破邪の珠が炎をすべて消し、二人は無事に脱出することが出来たのだ。

倉庫の屋上に着地したアイは、ライコウを置いて1人で源海龍に立ち向かって行った。バイパーと手下の赤覆面達が、アイに襲いかかって行く。アイは両目から青い光線を発射し、バイパーに当てた。

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『外道照身、霊波光線!正体みたり!前世魔人ワレアタマ!』
『バーレーターカァー!』

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『キングコブラ、お前も、だ!』
『(歌舞伎役者風に両手を使って)あっ、バーレーターカァー!』

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(戦闘員たちも、バーレーターカァー!)

『お前も、だ!』

振り返ったアイが赤覆面達に光線を当てると、それらは馬頭人と牛頭人に姿を変えた。アイの怒りが馬頭人・牛頭人を次々に倒し、魔人ワレアタマを追い詰める。だが、キングコブラは不利になったとみるや、悪霊界へ逃げ去ってしまった。アイの必殺ロイヤルパンチが、ワレアタマを木っ端みじんに吹き飛ばすのであった。

『甲太郎、頑張るんだ。愛と正義のために、共に献身するのだ。また会おう!』

ライコウにそう告げると、ダイヤモンド・アイは夜の空へ消えて行った。
(終わり)


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